就職・転職活動アドバイス その1

私自身、バイオベンチャーの採用活動に関わったこともあります。それらの経験をふまえ、バイオベンチャーの求人に応募する際に考えておくとよいと思う点をいくらか書いてみようと思います。

私のアドバイスの要点は以下の通りです。ベンチャーは中途採用がほとんどなので、主に転職者向けの内容になっているかもしれませんが、新卒の方にも参考にしていただける部分はあるかと思います。


自分が提供できる価値の整理、スキルのリスト化

基本的にベンチャーは即戦力を求めています。大企業ではとりあえず採用して、入社後にその人の適正を見極めた上で配置を決めるということができます。あるいは、必要な教育を施した上で配置を行うこともできるでしょう。しかし、赤字のバイオベンチャーではそうはいきません。余剰な人員を抱えず、コンパクトな組織で最大限のスピードで事業を進める必要があります。

よって、書類選考や採用面接の過程において、「あなたが我が社に入社して、すぐにでも提供してもらえる価値はなんでしょうか?」ということを何らかの形で問われることになります。この質問に明確に答えられるよう、事前に考えを整理しておきましょう。

まず初めに自分の武器となるスキル・経験の整理を行いましょう。自分がどのようなスキルや経験を持っているのかをリスト化してみます。この時に重要なことはピックアップするスキルには何らかの裏づけがあることです。例えば、「臨床試験の企画から実行までを統括できるスキルがある」と書く場合は、その裏づけとなるキャリアがないと説得力がありません。「○○という製品のフェーズ2試験の企画、チーム編成、実行までをプロジェクトリーダーとして担当した」といったキャリアが添えられて、初めて説得力があります。裏づけとなるキャリアは職歴に限りません。学歴(研究経験)や資格、人脈なども裏づけ材料になります。

「スキルより、やる気でアピール!」という方もいるかもしれませんが、やる気はあって当たり前と思った方がよいです。特に採用応募の段階でやる気がない人(やる気がないことを表にだす人)はいません。特にバイオベンチャーは求めているスキルが明確なことが多いですから、やる気だけでは他の候補者と大きな差別化はできないと思います。まずは自分のスキルをしっかり伝えられるよう、準備をしましょう。


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