医薬品開発における薬物動態の意義

薬物動態は、投与された医薬品が体にどのように吸収され、組織に分布し、小腸や肝臓中の酵素により代謝され、排泄されるのかを把握するための学問・試験です。この吸収、分布、代謝、排泄を総称して、ADMEと呼びます。

吸収 (Absorption)

 薬物が投与部位から血中及びリンパ液中へ移行する過程

分布 (Distribution)

 血中の薬物が組織・細胞に移行する過程

代謝 (Metabolism)

 生体内の酵素により薬物が別の化学構造を持った化合物へと変換される過程

排泄 (Excretion)

 薬物あるいはその代謝物が体外へ排出される過程


薬物動態(PK pharmacokinetics)では、これらの濃度と速度過程の解析や記述を行います。一方、薬物の作用部位における薬物濃度と薬理効果を定量的に扱う領域を薬力学(PD pharmacodynamics)と呼びます。

医薬品の開発では、特に薬物の安全性プロファイルを理解するために薬物動態試験を行うことが求められます。動物試験などによって薬物のADMEを確認したり、最近ではヒトの組織や代謝酵素を用いた代謝の予測などが行われています。


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