意識したキャリア作り

キャリア構築への高い意識を持とう

その人の人生観、仕事に対する価値観にもよりますが、特にベンチャーで働く上においては自分のキャリアをどう構築していくかという意識を高く持っておくべきだと思います。ここでいうキャリアとは、日本語でいうと経験や職歴にあたり、社会人として積み上げられた経験や実績のことです。

ベンチャーには事業リスクがあります。そのリスクを下げる努力を日々惜しまず続けることで成功への道が開けるわけですが、環境要因などでどうにもならないこともあるでしょう。どんなに努力をしたとしても、最悪、勤務先のベンチャーが倒産することもありえます。「やっぱりベンチャーはリスク高いんだ」と思われるかもしれません。確かに短期的な倒産リスクという意味では、大企業よりもベンチャーの方がリスクは高いでしょう。

でも、大企業の倒産やリストラが珍しくない世の中、一番のリスクは振り返った時に魅力のあるキャリアが残せていないことじゃないでしょうか?ある日突然勤務先を辞めなければならなくなった。振り返ると、売り物になるスキルや実績がない。怖いのはそういう状況であって、大企業で働こうがベンチャーで働こうが、リスクを回避するためにやっておくべきことは、自信を持って売り込めるスキルや実績をしっかり積んでいくことだと、私は思っています。ただ、ベンチャーの方が次の会社に転職する場面に出会う確率が高いですから、キャリアへの意識をより短期的な視点で持っておくべきではないかと思います。


職歴の積み上げ

キャリアの方向性を大まかにわけるとすると、特定の職種のスペシャリストとして経験を積んでいくか、いくつかの職種で経験を積みジェネラリストとしての道を歩んでいくか、2通りの道があると思います。どちらがいいとか悪いとかいうことはありません。その人の価値観によって選択すればよいのです。

私の意見としては、ジェネラリストを目指すとしても、何かひとつ自分のベースとなる職種を持っておいた方がキャリアとしては強いと思います。ひとつの職種で一定の経験を積む前に次の職種に移っていると、中途半端なキャリアを積み重ねている印象を与えてしまうからです。

頭がよい人ほどその職種のコツを掴むのも早いので、すぐに次のキャリアステップに進みたい衝動にかられるでしょうが、キャリアとして一番説得力があるのは実績です。「ガンの開発に関しては十分な知識を持っています」という言葉より、「○○という抗ガン剤の開発でプロジェクトマネージャーを務め、製品の承認取得に成功しました」という言葉の方がはるかにキャリアとしての説得力があります。経歴書に具体的に記載できる実績ができるまでは、その職種で頑張るというのも賢い選択のひとつなのです。現状の職種で実績を積みながら、次の職種にスムーズに移るための準備として自主的なスキルアップに取り組むことだってできます。


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