管理系の職種(総務、財務など)

いい意味でのなんでも屋

ベンチャーも企業ですから、当然、総務や経理など、企業としての一通りの機能が必要です。アウトソースをうまく活用し、できるだけコンパクトな体制をとる傾向が強いのがベンチャーですが、さりとてその舵取りができる人材は必要です。

また、日々の細かい庶務をこなす、いい意味での便利屋的存在が社内にいるベンチャーは事業もスムーズにいったりします。社長や開発担当者が職務に集中することができるからでしょう。よって、初期のベンチャーの管理担当者は自分でなんでもやらなきゃいけない、逆にいえば、いろいろなことが経験できるポジションになります。相談しようにも、社内に経験者がいないことがほとんどですから、税理士、公認会計士、弁護士、経営コンサルタントなど、外部との連携をうまくとりながら会社の庶務をこなしていかなければなりません。


資金調達活動は生命線

バイオベンチャーの管理部門のもっとも重要な機能のひとつが財務(ファイナンス)です。財務担当者の役割には経理業務(会社のお金の出入りの管理、帳簿の作成など)もありますが、バイオベンチャーの場合、最も重要な職務は投資家からの資金調達活動になります。

ほとんどのバイオベンチャーは外部の投資家(ベンチャーキャピタルなど)から資金を集め、その資金を元に開発を進めています。資金調達活動とは、外部の投資家からの資金調達に必要な一切の活動であり、具体的には、事業計画の説明、デューデリジェンス(投資家の評価活動)への対応、資金調達実務の遂行(増資の手続きなど)などを行うことになります。ベンチャーの場合、資金調達活動の責任者は経営者(社長)ですが、財務担当者も投資家の質問事項への対応や増資手続きのアレンジなど、多くの役割を担うことになります。