株主、資本構成 その1

株主、資本構成の確認は不慣れな方には難しいかもしれませんが、バイオベンチャーにおいては重要なチェックポイントになります。なぜなら、その会社の社会的な信用度をはかるひとつの目安に使えるからです。なお、株式市場に上場しているバイオベンチャーや大手企業の子会社の場合は、ここで説明する項目は重視しなくてもよいと思います。上場会社や大手企業の子会社であるという事実が信用の性担保になりますので。


資本金の確認

まずは会社の資本金をチェックしましょう。資本金は会社に聞けば教えてくれるでしょうし、ホームページなどにも開示されているのが通常です。そこまでやる必要はないと思いますが、法務局で登記簿を取る手もあります(登記簿は誰でも取得できます)。バイオベンチャーには、資本金1000万円の会社もあれば、数十億円の会社もあります。資本金については、別に額が大きければいいというわけではありません。

資本金の額からは、「その会社がこれまでにどれぐらいの資金を集めてきたか」ということがざっくり類推できます。ここではあまり細かい説明はしませんが、資本金の額のおよそ2倍の金額がその会社がこれまで調達した資金の額になります(正確ではありません、ざっくりです)。資本金が大きい会社であればあるほど、開発に多くの資金を使ってきたと類推できます。


バイオベンチャーの株主

会社に資本金の元になる資金を投入した個人や法人は、その会社の株主になっています。バイオベンチャーの株主になっているのは、主に次のような個人や法人です。

個人
法人(企業)

資本金が2000万円程度までの会社であれば、おそらく創業者が自ら会社につぎ込んだ資金が会社の資本のほとんどでしょう。その他に資金提供者になっているとすれば、親族・友人、その他個人の支援者などになります。一方、資本金が5000万円以上、あるいは数億円、数十億円といった額の場合、個人レベルで賄える資金量ではなくなりますから、外部の金融機関や事業会社が資金を提供していると予想できます。


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